アロマテラピーのメカニズム
「香り」がどのようにこころとからだに作用するのでしょうか。
アロマテラピー効果のメカニズムは、大きく分けて3つあります。
香りは、脳の中枢でありホルモンや免疫系の分泌を促すように指令を出す働きのある大脳辺縁系へと到達します。そして、心身に働きかけます。
肉体的には免疫系やホルモンの分泌をコントロールする部分にアクセスし、精神的には、記憶や感情、情動をつかさどる場所に関わります。
ニ番目に、吸入によって肺に届き、血液循環にとりこまれて全身に運ばれていくというものです。
三番目は、皮膚を通して毛細血管に吸収され、器官や組織に拡散されるというものです。
体内に入った芳香成分は、やがて尿や汗、呼気を通して排池されます。どの場合でも、香りがもつさまざまな有効成分が肉体と精神のどちらにも働きかけるというのが、アロマテラピーの最大の特徴でしかも副作用がありません。
精油を吸入し「いい香り」と感じることによって、気持ちが和らいだり、幸せホルモンが分泌され、心もカラダも整っていくというわけです。
【精油の抽出法】
精油は、植物の花びらや葉、茎、根、果実、果皮などに含まれています。
抽出するエ程には時間も手間もかかり、大量生産というわけにはいかないようです。
1.水蒸気蒸留法
2.圧搾法
3.溶剤抽出法
4.超臨界ニ酸化炭素抽出法
【精油の選び方】
最も大切なことは、それが芳香植物から抽出された天然のものであることです。
ポプリオイルや合成香料との区別は初心者にとってはとても難しいことかもしれません。
信頼できる会社で、信頼できるメー力一のものを選んでください。 「精油名」 「学名」「抽出部位」「抽出方法」「産地」など、最低限必要なことが書いてあるかもチェックします。
真のアロマテラピー《芳香療法》は、当然のことながら精油の品質がキーポイントになります。
【精油の保存方法】
精油は、紫外線、熱、金属などの影響を受けやすく、香りが変化したり、色が変わったりすることがありますから、保存方法にも気をつけましよう。
精油は褐色やブルーやグリーンなど色の付いた遮光性のあるガラス瓶で保存します。
➡直射日光が当たらない、風通しのいい冷暗所に、必ず瓶をたてて保存しておきます。
・開封前は各精油に記載のある品質保持期限を目安に、開封後は半年から2年 (例外も有ります)の期限が
妥当と思われます。 植物ですので、種類や抽出法によって異なります。
その都度、新鮮かどうか確かめてください。
・揮発性が高いので、必ず瓶のフタはきっちりと強く閉めます。湿気や火気は厳禁です。